一冊の楽譜。

成人式に行ってきましたー。
たくさんの人と久々の楽しい交流をすることができました。

さて、成人式の式典の後に中学校ごとに分かれての同窓会のようなイベントがあったのですが、その席で中学校3年生の時の担任の先生に会いました。
音楽の担当でいらっしゃるその先生は、僕が合唱人としての道を歩み始めるきっかけとなった方なのです。

その先生が僕に一言。
「これから大変なこともあるだろうし、指揮者としても大変な一年になると思うけど、辛くなったらこの楽譜を見て、この歌を歌って頑張りなさい。この曲はあなたの原点だから。」と。

そう言って先生は一冊の楽譜を僕に手渡しました。

それは、中学生の頃の僕がタイムカプセルに入れておいた、3年生の時のクラス合唱の曲の譜面でした。
槇原敬之の『素直』という曲。現在、コーヒー用のクリームのCMで使われてる曲です。

僕の地元では、各中学校の校内合唱コンクールで最優秀賞を取ったクラスが、市の合同文化発表会で学校の代表として大きなホールで歌を唄えるのです。

その舞台に、僕は指揮者として立ちました。
それまでの短い人生の中でもっとも緊張した瞬間でした。
しかしながら、今でもその時の感動は忘れずに僕の心の中に、間違いなく『原点』として残っています。



今年はどれだけの舞台で、どれだけの人と感動を分かち合えるのか…楽しみでなりません。